難聴ということは?
①難聴とは、なんなん?難聴という事は?
難聴は聞えない、聞こえにくいという事ですが、その障害は外面から分からない。体験もできません。
耳栓をしても小さく聞こえるだけの軽い難聴でしかありません。
難聴はコミュニケーション障害であり、抱えている困難も他の人からも見えていません。そしてそのバリアも本人以外にまた見えなく、時系列、環境によっても刻々と変化しているのも、分かりにくくしている一因でしょう。「見えない障害」と言われています。
社会生活が音声言語のコミュニケーションが前提に成り立っている以上、私たちの「生きづらさ」が「見えない壁」が聞こえにくい・聞こえない私たちの目の前にあります。
総人口の5%は「聞こえ」に不自由を感じているというWHO(世界保健機構)の統計があります。
②2種類の会話
私たちの会話はおおきく二つに分けられます。
ひとつは情報を伝えるための必要な会話 もう一つはどうでも良い会話です。
必要な会話は相手も難聴の人に「伝え」ないと困るので、何度でも言い直してくれます。
一方、世間話や冗談はどうでもいい話です。
この「どうでも良い」会話が人間関係を円滑にするうえで大切な役目をはたしています。
③難聴かも?って思ったら、
この8つの兆候がないか?自分で振り返ってみてください。家族の方に聞いてみるのも良いですね。
自己チェックシートがありますので、まずチェックしてみて下さい。
聞える人にお願いです。
音が見えないように、その障害も見えなく、また聞くための努力も見えません。
当然ですが、聞こえないことを選んでいるのではありません。
少しの配慮で「聞き取り」がスゴク改善されます。
よろしくお願いいたします
より良い補聴器店で購入しましょう!
聞こえを助ける補聴器ですが、驚くほど性能が良くなっています。
購入の前に補聴器相談医の耳鼻科を受診してください。病気が隠されている場合もあります。
信頼できる良い補聴器店の目安に
「認定補聴器専門店」があります。右のステッカーが掲示されています。
「認定補聴器技能者」のおられる良心的なお店に行ってください
補聴器は管理医療機器です。買ってつければすぐに聞こえるというものではありません。
買って終わりではなく、その後のフイッティングが大変、重要です。
聞こえに合わせたフィッテング調整をする事で最適な聞こえとなります。
また補聴器の音に慣れる必要があります。
最初は雑音ばかりが大きく聞こえ、疎ましく感じるかもしれません。
補聴器をつける事で聞こえてなかった音が急に聞こえるようになり、その音を必要な音、
雑音と脳が識別するのに時間がかかります。最低3か月という時間とリハビリが必要です。
一つ注意する事は、高い補聴器ならよく聞こえるという事ではありません。