「こんにちは、ももの華です。」

一般社団法人 人工内耳友の会ACITA
岡山支部(ももの華)支部長 宮沢 美佐 

 皆さん、こんにちは。私は、人工内耳友の会ACITA岡山支部の代表を務めております宮沢美佐です。ここまで書くと「いつも県難聴などに顔を出してる人だね!会報にも載ってるし」と気づいてくださる方もおられるかと。

 今回は、人工内耳友の会についてお話し させていただきます。ACITAは、全国にある人工内耳装用者の会です。1988年春に発足し、昨年、創立35周年を迎えました。

 ACITAは、「あした(明日)」と読みます。「人工内耳を介した聞こえの集い」という意味の英語の頭文字から取ったものです。日本語の「明日」には、未来への希望という意味もあり、全員の明るい未来を願って名付けたものです。ステキな名前だと思いませんか。

 さて、私たちの岡山支部「ももの華」について話をします。

 ACITAが発足して、数年間、岡山支部はありませんでした。その頃、岡山大学病院耳鼻咽喉科で手術した人は100人以上いました。ACITAに加入している人も、集まることは多くありませんでした。

 私が人工内耳の手術したのは、2009年8月。5月に結婚したばかりでした。そして、人工内耳友の会の組織を知らないまま、岡山支部設立準備委員会を立ち上げました。

 その話し合いの合間に、人工内耳の電池の助成活動もしました。2011年には倉敷市、2012年に岡山市と総社市、2013年に井原市で電池の助成が始まりました。その後、瀬戸内市、美作市が続きました。署名活動をしたり、市役所へ行ったり、大変だったけど、今となっては、いい思い出となっています。

 話を戻しますが、岡山支部設立準備委員会を立ち上げたものの、なかなか会員は集まらず、話し合いも進みませんでした。本部の理事や中国ブロックの支部長たちが、何度もメールをくださいました。何度も心が折れそうになったけど、自分たちの会を作るんだという意志を持ち続けました。皆の心が一つになった2017(平成28)年5月14日、岡山支部が誕生しました。全国で24番目です。6月に富山で開催された総会の席上、全国の参加者が祝福してくれました。

 設立から2年。平成30年、岡大でやっていた「人工内耳の集い」を引継ぎました。名称も『人工内耳装用者(児)の集い』と改め、今に至っています。

 今後も行事は、出来る範囲で続けていきたいと思っています。「ももの華」をこれからも温かい目で見守っていただけたら幸いです。

 よろしくお願い致します。